『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』を読んで思ったこと
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いや~、ご存じの方も多いと思いますが、イエローハット鍵山秀三郎さんの名著です。
1ページごとに鍵山さんが実体験から学んだ至言、およびその意味を解説してくれています。
文字通り何度も読み返したい、毎日 日めくりカレンダーのように1ページごと読み返したい作品です。
はっきり言って起業家の方であれば、言葉は違えど実際に体験したり、経営者仲間での懇談、または読書したりでどこかしらで似た意味の言葉を聞いている、体得していることが多いと思いますが、それだけに一つひとつに深い意味があります。
私も今回読んでいて、人生の復習をしている気分、またここ数年どうも調子がおかしいというか、根本的なところがずれている、軸がぶれている、と感じていた理由が分かり、しっかり骨盤矯正された気分です♪
以下は、この本を読んでいてわしの脳裏に浮かんだ言葉なので、本で使用されている言葉と異なるものも多いですが、一応参考までに。
・人は言い訳の天才
・人よりひと手間多くかける
・一歩踏み出せば次の現実
・過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる
・イケてる経営者ほどフットワークが軽い
・無駄な努力は何一つとしてない
・大きな努力で小さな成果を
・誰もができることを、誰よりも長く続ける
・10年偉大なり、20年おそるべし、30年歴史となる
・例外を作らない
・大変になる前に小変がある。それがわかるのが気付き
まとめると、
誰もができることを、こつこつと。
手間をかけつつ、改善しつつ、今日やれることを先延ばしせずに毎日続ける。
その日々の努力が積み重なり、習慣となり、自信となり、人生となる。
わし、最初に借りた事務所が、知的障がい者が働く会社と同じフロアだったんですね。
小さなビルでトイレは共同。
で、彼らは悪気はないのですが、結構トレイを汚してしまうんですね。
先方のスタッフの方も迷惑をかけないようにと毎朝トイレ掃除をしてくれたんですが、日中汚れてくることもざらで、わしが入ったときに汚れている場合は毎回掃除してたんですね。
わしにとって初めて立ち上げた会社で、我が子も同然。
で、会社のスタッフが少しでも気持ち良く働けるように、この汚いトイレを見て残念に思う人はわしで最後にしよう、と都度都度掃除してました。ちなみに気に入った飲み屋さんのトイレもよっぽどハイブローでない場合は掃除することが多いですw
ほんに掃除の後は壮快感があるんですね。
これ、やった人にしか分からない感情だと思いますが。
で、自分で掃除するからどういうところが汚れやすいか気づけたり、これから使用するときはこういうことに気を付けよう、と進化できるんです。
さて、話題は変わって。
2019年6月12日。
3か月ぶりにペナン出張に行ってきました。
2013年12月から2019年3月末までのペナン移住の間、3か月もペナンにいない日はなかったので、めっちゃ楽しみ♪
久しぶりのペナングルメ、満喫するぞ~~~!
と気合入っていたのですが・・・
なにかしっくりこないんですよね。
なにか、心のどこかに引っかかるものを感じる・・・
で、ペナン滞在中も『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』を読み続けていて、ある一説を読んで引っかかっているものの正体が分かりました。
きれいなところに、きれいな心が宿る
このフレーズを目にしたとき、頭の中でいくつかのことが走馬灯のように浮かび上がってきたんですね。
以前、わし じつはセブ島の物件に投資したことがあったのですが、結局しっくりこずキャンセルしたんです。
(工事が大幅遅延したということも大きいですがw)
その理由は、おそらくセブシティ側がスラムのようなとんでもなく汚いところがちょくちょくあって、それがサブリミナル効果なのか、スモッグが当時ひどかったからか頭が痛くなってきて、セブ島にいてもあんまり楽しい気分になれなかったからなんですね。
また、嫁ちゃん。
日本に本帰国してから、まさに水を得た魚のように楽しそうに暮らしているんです。
最初はてっきり英語を話すストレスから解放されたからかな、と思っていたんですが、それだけではなかったな、と。
今住んでいるところは、訳あってひじょ~に地味な団地なんですが、とても良く管理されているせいか、敷地内にめっちゃたくさんの花壇があり、いつも名前も知らない大小さまざまなお花がきれいに咲いていて、二人でよく散歩してます♪
ほんにきれいだね~、癒されるね~♪ と、じじばばのような会話を繰り広げつつw
ちょっと自転車で海の方に行っても、途中の街角、海岸線のサイクリングロード、みんなほとんどごみなどもなく、整然としてきれいなんですね。
日本のきれいさを3か月満喫した後だったから久しぶりのペナン滞在で、トイレの床がびしょびしょだったり、ごみのポイ捨て、街中の工事現場の雑多な雰囲気、なんだか臭い川などがめっちゃ気になって違和感を感じたんですね。
ちなみに昔住んでいたせいもあると思いますが、違和感は3日ほどでなくなり、それ以降はペナン滞在を満喫したわけですがw
最後に、インドってゼロを発明したりとか、たまに天才数学者が生まれるのですが、あるときアメリカの学者がなぜ後進国のインドでそんな天才が生まれるのか、天才たちのルーツを調査したことがあったんですね。
で、ほとんど天才たちに共通点はなかったのですが、たった一つだけ共通点があがったんですね。
それは・・・
彼らの生まれ育った場所が、この世のものとは思えないくらい美しかった
ということ。
この町の子供たちは、この町の大人を見て育つ。
大人が一生懸命な姿を見せれば、子供もそうなる
大人がごみをポイ捨てすれば、子供もそうなる
もちろんわしは今でもペナンが大好きで、時間があればちょくちょく行きたいと思っています。
ただ子連れで移住される方は、メリットデメリットをしっかり確認して移住し、合わないと持ったらとっとと本帰国する、というのもありかな、と思っています。
逆にいつでも帰れるから、気軽にもっと移住してもよいとも思っていますw
ペナンは日本人が最も移住しやすいところの一つだと、わしは思ってますし。
行ってみないと分からないこともある。
今、世界規模でいろいろなことが起こっています。
アメリカの保護主義に端を発し、中国が、中東が、俺が俺が、のオンパレード。
カルロス・ゴーンのように、いくら稼いでも、もっともっとの拝金主義。
そういうことにストレスを感じたり、なにか違うんじゃないか?と思われた方に、ほんにお勧めの本です。
ちなみにKindle Unlimited対象なのでプライム会員ならKindle版なら無料で読めます♪
(ひとつ『だけ』ってところがまた良し♪)
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