イタリア旅行記その4(フィレンツェ編)
2017/12/29
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ちゅんちゅん。
フィレンツェ移動の日の朝は、はや、くもないw
朝食を済まし、ホテル近くのヴァポレット乗り場から、サンタルチア駅へ向かう。
今回フィレンツェまで乗る高速鉄道は、Freccia rossa(赤い矢)、さらに奮発して最上級のExecutiveシート♪
乗車前にラウンジ利用も可能とのことなので、無意味に早くサンタルチア駅に来たなどw
ばばば〜ん!
これが、Freccia上級メンバーか、Executiveシート乗車客しか入れない、Freccia Club。
なかなかオサレで、ええ感じや♪
とりあえずビールでも飲もか(ちなみに現在午前10時w)、とドリンクを見に行ったら、衝撃の事実!
ビールがない~~~!!
『いやいや、ラウンジでビールがない、とかありえへんし。たぶん、スタッフさんが冷蔵庫に入れ忘れたんやろ』
とスタッフさんに確認するも、ソフトドリンクのみです、とのつれない返事。
ただ、
「その代わり車内では、シャンパン、赤、白ワイン、地ビール、など飲み放題ですぅ♪」
とのことで、来たるべき戦いに備え、オレンジジュースでビタミンC補給をするアラフォーおっさんたちw
ちなみに、ラウンジ利用ができることにはもう一つメリットがあって、最初の記事に書いたように、イタリアでは駅に改札がないため、誰でもプラットフォームに侵入できてしまい、そのせいでスリなどが多かったりする。
で、普通の乗客は、このような機械
で乗る際の日時を打刻して乗車する訳ですが、Executiveシートの場合は、そのまま直接乗車OK。
なので、出発直前までラウンジにいて、電車が来たらそのまま乗り込めば、プラットフォームで待つ必要がなく、スリなどに巻き込まれることがほとんどなくなるのだ。
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ぷぁ〜ん。
「来たでぇ!」
我らがレッドアロー号到着♪
乗り込むなりメニューを手渡され、飲み物を聞かれる。
やはり、こういう場合、シャンパンやろ♪と飲み慣れない発泡酒を頼むアラフォーたちw
1車両、わずか8席しかないせいか、この時の乗車では満席。
ちなみにフィレンツェーローマ間では、我々以外に乗客ゼロで、なんと貸し切り状態!
その時の写真で、車内をちとご紹介♪
無駄に広いw
身長180cmのわしでも、前の席に足が届かない。
やや短足と言うこともありますがw
そして圧巻なのが、これ!
ばばば〜ん!
会議室。
なぜに電車の中に会議室?
よく分からんけど、さすがイタリアやw
そうこうしているうちに、シャンパンの登場♪
「とうとうここまで来たな。次はフィレンツェ。ビステッカにポルチーニのパスタやぁ♪」
「ほんとにオマエは食い物ばっかりだなw まぁいい。とりあえずかんぱ〜い!」
げふっ! げふ、ごふ、げふ、ごふん・・・
はぁはぁ・・・
慣れないシャンパンでいきなりむせる、おっさん2名w
「ふっ。同じ発泡酒とはいえ、やはりビールとは破壊力が違う。さすがイタリアや」
「いや、全然イタリア関係ないだろ…」
なんとかシャンパンを飲み終わり、今度は泡のない白ワインに切り替える、じゅごんw
「のどかやな〜。こりゃビールがススムくんだな〜♪」
早速、白ワインを飲み終わり、ビールを頼むじゅごん。
「いや〜、ごきげんな旅だな〜♪」
「いや、どうでもいいんだが、まだ午前11時前だけど、オマエ本当に大丈夫だろうな? 午後11時じゃないぞ」
「こんだけ明るいんだから、もちろん午前だってことは分かるよぉ〜。だいじょ〜ぶ、ビールはこっちじゃ水みたいなもんだから〜」
「・・・(オマエ、ビールの前にシャンパン、白ワイン2杯、のんどるやろ。しかもろれつがあまり回ってないような)」
不安がるマーシーを余所に、パイナップルのタルトが運ばれてくる。
「をぉ、これまたうまそうだな。これは白ワインかな♪」
そして、白ワインをこの位空けた状態で、タルトも食べずに、じゅごんは爆睡し始めたそうな…w
・・・・・・・・・・
「着いたで」
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅のホームに降り立つ。
「いや、『着いたで』とかいうなら、せめてその千鳥足を何とかしろ」
「まーしー、おれはだいじょうぶだぁ。それより いたりあはぁ、みなみにいくほどぉ、ちあんがわるくなるらしぃからぁ、おまえ、すりとかぁ、きをつけてぇ・・・」
「…おまえに言われたくない」
ノヴェッラ駅を出ると、いきなりの大聖堂!
をぉ、路面電車も走ってる♪
とにかく、一度ホテルにチェックインして、昼寝せねばw
駅チカのホテルにしてえがった♪
Hotel San Giorgio & Olimpic(agoda,
Expedia)
ヴェネツィアはホテルが高かったため相部屋だったけど、フィレンツェは奮発して、ダブルルーム2つ♪
これでお互い安眠できるw
・・・・・・・・・
チクタクチクタク。
1時間後。
「待たせたな、完全復活や!」
お酒も抜け、早速お昼ご飯を食べに行くことに♪
ヴェネツィアでの反省を生かし、地球の歩き方 イタリアで紹介されているお店に行くことに。
ホテルから徒歩圏内の『イ・クワトロ・アミチ(I 4 Amici)』へ。
ちなみにここは、日本語メニューもありますw
かわいい地ビールと、赤ワイン♪
そしてオーダーは、ビステッカ&ポルチーニ茸のボロネーゼセット!
なんと、わしの食いたかったビステッカとポルチーニが一回で食べれる、すんばらしいセット!!
ばばば~ん♪
まずはポルチーニのパスタ。
いきなりビジュアルで、写真右の粉チーズのてんこ盛りが、わしのハートをわしづかみw
早速、ひとくち。うっ、うまい!
盛り方もオサレだけど、それ以上にうまっ!!
ヴェネツィアのパスタとはレベルが違う。
というか、このお店が当たりなんだろな・・・
ポルチーニも大きめのものが一杯入っていて、大満足♪
そして・・・
ばばば~ん!
ビステッカ!
セットだからそこまででかくはないと店員さんが言ってたけど、普通にでかい!w
ナイフを入れると肉汁がしたたる♪
噛む度に、うま味がしみ出てくる。
しかし、ポルチーニ&ビステッカ、想像を大幅に超えるうまさやった♪
フィレンツェに寄ることにして、ほんにえがった!
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腹ごなしを兼ねて、お散歩へ♪
ドゥオーモ、ジョットの鐘楼。
まさに圧巻の景色。
生で見ないと伝わらないスケール感。
・・・いや、しかし観光客の数も、半端ないw
ちなみに町中に観光用の馬車が走っていますw
ヴェッキオ宮、ウッフィツィ美術館。
「アニメで見た景色と一緒だ~~~!」
久々に、マーシーの雄叫びが上がる♪
ウッフィツィ美術館には、マーシーが絶対行きたいと言っていたので、道すがら売店で、明日の前売り券をゲット♪
(日本語サイトで事前予約なら、ウッフィツィ美術館入場チケット予約(日本語音声ガイドもあり))
とりあえず時間帯のせいかどこも混んでいるので、ホテルの人のお勧めだったミケランジェロ広場を目指すことに。
ヴェッキオ橋。
しかし、ヴェネツィアといい、フィレンツェといい、どこを切り取っても絵になる。
これが、いわゆる歴史の差なんだろな・・・
対岸に渡り、妙にでかい門をくぐると、ミケランジェロ広場への登山道がスタートw
写真一枚のみですが、結構な登りでアラフォーおっさんたちは心が折れる寸前でしたw
フィレンツェが一望できる、と言われているだけあって、すんばらしい景色。
この景色を見て、死ぬまでに叶えたい人生100のリストに『フィレンツェに1ヶ月以上住む(単身可w)』が入ったのでしたw
帰りはさすがにもう歩けないということで、ちょうど来たバスに乗ることに。
近くにいた人に聞いた感じでは、バスは前売りの乗車券を買っておく必要があるものの、運転手も売ってくれる、とのこと。
バスに乗り込み、チケットを売ってもらおうとするも、売り切れ、とのこと。
「まぁ、とりあえず乗りな」
と言われ乗せてもらい、降りる際にいくらか聞くと、「いいから、いっていいよ」と笑顔で送り出す運転手。
フィレンツェ到着初日に、フィレンツェ人の暖かさに触れて感動するじゅごん。
『誰や、南部に行くほど治安が悪くなるゆうてたんは。我が実家、相模原並に暖かい人たちやんか♪』
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登山で体力を使い果たしたため、早速晩ご飯へ。
お店はもちろん、お昼に当たりだったイ・クワトロ・アミチw
すべてが、オサレで、うまし♪
このオニオンスープがまた絶品♪
そして大好物のポルチーニ♪
写真を撮り忘れて、この後もおつまみ系をオーダーしつつ、夜は更けていくのでしたw
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ちゅんちゅん♪
フィレンツェの朝は早い。
昨日の行列を見たため、朝駆けで人気のある観光地に行くことに。
見ながらどこにするか決めるため、まずは定番、朝の散歩♪
ジョットの鐘楼(カンパニーレ)。
何度見ても美しい。
あとで知ったけどダンテがあの『神曲』の中でもジョットの芸術性に触れたほどの一品だったなど。
ドゥオーモ。
こちらも圧巻。
ジョットの鐘楼がまだガラガラだったため、早速登ることに。
ちなみにヴェネツィアのカンパニーレと異なり、こちらはなんと階段!
高さ85mをひたすら登りますw
結構、狭くて急ですw
でも、たまにある窓(?)からの景色もええ感じ♪
ばばば~ん!
朝日に映えて神々しい。
ほんまフィレンツェにも来て良かった♪
なぜか赤系の屋根が多いイタリアw
下山すると、ドゥオーモはすでに人だかり。
「まっ、そろそろウッフィツィ美術館の入館時間だし、ドゥオーモはいいか」
フィレンツェ最大の観光名所の一つ、ドゥオーモを華麗にスルーするアラフォーおっさん達w
正しくフィレンツェ観光される方は、ツアーなどで見どころをしっかり押さえましょう。
お勧めフィレンツェツアーならこちら(日本語ガイド対応)
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ウッフィツィ美術館は、予約時間より10分くらい前に着いたものの、ガラガラだったため、待ち時間なしでそのまま入れてくれました♪
正直、芸術系には全く興味がなかったじゅごんですが、ウッフィツィ美術館、ほんま行ってえがった!!!
昔、教科書で見たような世界的に有名な絵画の数々。ボッティチェッリの春、ヴィーナス誕生などなど…
ゲイジツってよく分からないけど、そんなわしでも感動してしまう迫力!
いや~、ほんにただただ、すごい!としか言えんかった・・・
日本語オーディオガイドを入り口でレンタルしていますが(パスポート必須)、ツアーでない方はこれは必須です。
これのおかげで著名な絵画の背景、構図、描かれているものの意味合い、などが理解でき、美術鑑賞がより楽しくなりました。
ちなみに写真撮影もほとんどOKなどw
ちなみにウッフィツィ美術館からもヴェッキオ橋が見えます♪
ウッフィツィ美術館だけでおそらく20ページ以上の解説ができてしまうくらいのスケールのため、ほとんどはしょってますw
興味を持たれた方は、是非一度足を運んでみてください。
その価値は必ずあります。
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ウッフィツィで歩き疲れ、お昼ご飯タイム。
もちろんお店は、イ・クワトロ・アミチw
店員にも覚えられはじめるなどw
ここなら、イカスミパスタも相当うまいのでは?という誘惑に勝てず、フィレンツェなのにイカスミパスタをオーダーw
やはり想像通り、間違いのない味でうまし♪
そして、今までなぜ気がつかなかったのか?
わし的には、ポルチーニと白ワインの相性が抜群で、ポルチーニだけ食べれればOK。
では、パスタはいらないんじゃ?ということで、ポルチーニのパスタではなく、ポルチーニソテー。
これが、大当たり!!!
オリーブオイルとパセリが和えてあり、大きめにカットされたポルチーニに合う!
大量のポルチーニ(パスタの倍以上♪)をほおばり、白ワインを流し込む。
ウッフィツィでの感動も交わって、至福のひとときやぁ♪
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食後のお昼寝をしてから、大好きになったフィレンツェの街を散策。
明日の朝にはローマに発たなければならない。
名残惜しく、一歩一歩かみしめるように歩を進める。
ちょっとしたビルの角にも彫像が埋め込まれていたり、ふと見上げると大きな彫刻があったり。
街全体が芸術作品と行っても過言ではない街。
だいぶ歩いて、お腹も空いてきたので、とうとうフィレンツェ最後のディナー。
お店はもちろん、イ・クワトロ・アミチw
(どんだけお店外すの恐れているんだ、このおっさん達はw)
リゾット系を一度も食べてなかったので、まずはポルチーニのリゾットと魚介のリゾット。
これまたポルチーニの方は、ポルチーニ茸の濃厚なダシがしみ出ててうまし!
魚介の方も、しっかりと魚介ダシが米に染みこんでいる♪
マーシーは奮発して、トリュフ(&ステーキだったかも?)。
このソースがまた絶品♪
わしも奮発して、メインはスズキの塩釜焼き。
すっかり馴染みになったお兄さんが、塩釜を割って骨を取り、身を取り出し、温野菜をオイルと和える所までしっかりやってくれる。
スズキの身もほっこり柔らかい、また塩味がじんわり効いて、白ワインがススムくんw
すっかりお腹も満たされて、軽くお散歩。
マーシーに奢ってもらった、メロンのジェラートをほおばりつつ、夜のフィレンツェを散策。
ほんに名残惜しい・・・
また絶対に来るぞ!と心に誓い、ホテルに戻るなど。
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ちゅんちゅん。
フィレンツェ最終日の朝は早い。
朝ご飯を食べるカフェ探しがてら、またもや散策。
有名な鼻がピカピカのイノシシにも会えたわぁ♪
いや、しかし、これ系の朝ご飯は、ほんに外れがない。
生ハム&チーズ&パン生地が絶妙で、普段朝ご飯食べないわしも、ぺろりといけてしまうw
そしてホテルに戻りチェックアウト。
いざ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から、ローマへれっつらごー♪
次回、イタリア旅行記(ローマ編)、乞うご期待♪
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