キャメロンハイランド旅行記(クワガタ採集ツアー編)
2017/12/29
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チュンチュン。
田舎の朝は早い。
ホテルのベランダから日の出を眺めていると、太郎が起きてくる。
嫁ちゃんと次郎はまだ爆睡中だ。
太郎を誘ってホテルの周りを散歩することに。
シンガポールのビジネスパートナーから聞いた話では、10年以上前はホテルの周りの街灯などにもカブトムシがやってきて、わんさか取れたらしい。
ただビートルツアー(クワガタ&カブトムシ採集ツアー)の方(以下、Elanさん)の話だと、今のキャメロンハイランドは開発が進んでおり、クワガタなどが減ってしまいビートルツアーでも空振りの日がある、とのこと。
ちなみに蛇足ですが、このElanさんにビートルツアーのことを問い合わせた際、あまりにもわしが『子供に是非とも、こっちのカブトムシを捕まえさせてやりたいんです!』と熱く語ったため、Elanさんが逆に不安になったのか、以下のような提案をしてくれた次第ですw
「当社のHPを見ると毎回カブトムシが捕れるように見えると思いますが、キャメロンは開発が進んで昆虫がとても減っています。空振りの日も多いです。今ならキャンセル受け付けますので遠慮なく言って下さい」
「いえいえ、ノーアタックノーチャンスですから必ず行きます。わし、ラッキーマンなんでたぶん大丈夫ですよw ちなみに4泊で行くので、万が一 初日空振りだったらElanさんのご都合が良ければ、2日目、3日目とお願いするつもりです!」
今振り返ると、相当なプレッシャーですねw
このような流れもあったため、ホテルの周りの散歩ではカブトムシは難しいと思いつつ、涼しくて何となく散歩が気持ちよさそうだったので、太郎とお散歩♪
まだ多少暗い中、街灯回りを物色。
蛾はいるものの、カブトムシやクワガタの気配はない。
「あれ? なんやあれ?」
そんな中、街灯の柱にしがみついているヤツを見つけたのだ!
ばばば~ん!
カミキリ虫!(写真撮る余裕なしw)
白いボディから、ちょっと気味の悪い赤色の触角がのびている・・・
でっ、でかい!!
わし「をぉ、これはすごい! 太郎、早く捕まえなさい!」
太郎「でも、めっちゃ大きいよ。怖いよぅ」
わし「あほ、これでビビってたら、カブトムシなんか捕まえられんぞ!」
太郎「で、でも・・・」
わし「怪我をしない代わりに、何も捕まえられない人生。指を一本失ったものの、カブトムシをゲットする人生。おまえはどっちの人生を歩みたいんだ!」
太郎「えぇ~。指なくなるのはやだよぅ~!」
わし「では、人間的アプローチ。指も失わない、カブトムシもゲットする、そういう方法を考えるのだ!」
太郎「う~ん、この虫箱でカミキリ虫を覆って、こそぎ取る感じでやったらどうかな?」
わし「それや! やってみよう」
そして、1,2分の格闘の後・・・
満面の笑みの太郎♪
カミキリ虫ゲットだぜ!
部屋に戻って確認してみる。
やっぱりでかいw
そして不気味やw
そしてだんだん辺りが明るくなっていく。
のどかやの~~~♪
夜のビートルツアーまで暇なので、近所にある観光スポット、バタフライガーデンへ。
ペナンバタフライファームをもう少し小規模にした感じだけど、種類も豊富で結構おもろい♪
そしてカブトムシ。
太郎、次郎のテンションも高まりますw
展示物コーナーで古い新聞の記事を発見。
なんと日本人コレクターが珍しいクワガタをRM342,000(一千万円以上!)で購入したらしい。
いろいろ凄いw
南国の植物たち。
涼しいせいか、ペナンより元気があるw
お土産コーナー。
この多肉植物、ええ感じやわぁ♪
お腹も空いてきたので、タナラタの繁華街へ。
ちなみにキャメロンハイランドは、基本一本道なので、初めてでも移動はかなり分かりやすいです。
ほんに田舎町の雰囲気満点で、ええのぅ♪
ご飯もまずます合格点。
食後、毎日10時間以上寝る魔性の女、嫁ちゃんが昼寝がしたい、と言い出したので、嫁ちゃんだけホテルに一度連れて帰り、わしたちは近所にあるCactus Valley(サボテン園)へ。
謎の巨木がお出迎えw
これは期待できそうや♪
大小、さまざまな形のサボテンが、あたり一面を埋め尽くす。
まさに松田優作『なんじゃこりゃ~!』状態w
個人的にツボだったのが、食虫植物。
ツボだけに~w
そして、見つけたなぞの物体w
多肉植物とは別次元の不気味さw
階段を上ると、カクタスバレーの象徴(?)、巨大サボテン像。
田舎の寂れた遊園地的風情がたまりませんw
・・・・・・
そしてホテルに戻り、晩ご飯。
腹が減っては戦はできぬ!
見た目通りの味。普通にうまし♪
と、いうより子供たちはこの後のビートルツアーに胸膨らませ、味わう余裕なしw
そして、7:30PM。
軍用車を改造した緑色のオフロード車でElanさんが迎えに来た♪
ほとんど真っ暗な山道をひた走る。
時折、山の方で光っている場所がある。
Elanさん曰く、野菜栽培の畑で、光を当てることにより成長を早めている、とのこと。
そしてキャメロンハイランドの開発が進んでいると言っていた件、わしはてっきりホテルなどの開発かと思っていたけど、じつは畑をどんどん増やしていて、それで森がなくなっているらしい。
また森が減っているせいで、土砂崩れも増えているらしい。
色々考えさせられる…
・・・・・・
しばらく走ったら、メインの道路から外れ山道に入る。
その時、Elanさんが一言。
「昨日雨は降ったけど、雲が出ていて月が見えない。じゅごんさん、ついています。これならいけるかも・・・」
目的地に到着したようで、車を止める。
どこかでバイクのエンジン音。電灯用の発電機だ。
あれや!
灯火採集といって、光を当てて虫を集める。
事前に原住民が来て、白い布、ライトを準備して光を当てておいてくれます。
をぉ、なんかいるぞ!
子供たちと布に近づくと・・・
おしぃ、蛾だ!
Elanさんによると、寄ってきた昆虫は布に着く場合もあるし、落ちてその下にいることもある、とのことなので地面も探すことに。
すると・・・
をぉ、いた~~~~~!
雌っぽいけど、この際贅沢は言っておれんw
「太郎、次郎、早く捕まえるんや!」
せっつくわしをよそに、ビビってなかなかつかめない子供たち。
わし「こいつはメスで、ツノとかないから大丈夫や!」
太郎「でも、足にトゲトゲとかあるし・・・」
わし「おまえ、本物のカブトムシを捕まえたいんやなかったんかぃ! 目の前におるで! しかもメスでだいぶ初心者向けやw」
雌のカブトムシをちょんちょんつつきながら、近づいたり離れたりを繰り返す太郎。
そこで見かねたElanさんが捕まえて、次郎の服にカブトムシをつけてくれた!
「ここを持てば大丈夫」と懇切丁寧な指導付きw
そして勇気を振り絞って、太郎が捕まえる!
とうとう、本物のカブトムシゲットや!!
そしてこの後も探し続け、念願のスリーホーン(ツノ3つ)のカブトムシ、クワガタを含め、4匹をゲット!!
太郎、次郎、ともに大満足♪
帰る途中、車を止めて、近くにあったおがくずを集めて、虫かごに入れてくれるElanさん。
この方が虫も温度調節しやすく、長生きするとのこと。
Elanさん、色々な気遣いにあふれ、ほんに感謝感謝や♪
ビートルツアーが主目的で、全くキャメロンハイランドのことを知らずにきてしまった、じゅごん親子。
目的を達成してしまったため、明日以降の予定は白紙。
Elanさんに聞いてみると、ラフレシアツアーやキャメロンハイランド一日ツアーなどもあるとのこと。
そこで早速、明日はキャメロン一日ツアーをお願いすることに♪
明日はどんな所にいくのか、楽しみだのぅ。
何はともあれ、カブトムシ&クワガタ、捕まえられてほんにえがった♪
そして興奮しまくりのせいか、ホテルに着いたらいきなり爆睡する太郎、次郎であったw
■日本からの観光の方へ
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