老いるとは?
じゅごん出版書籍 一覧

いや〜、先日、小松菜の味噌汁を飲みながら、なぜかしみじみとしゃ~わせを感じてしまった、じゅごんですw
「小松菜の味噌汁で幸せって、どんな人生やねんっ!」
って自分でもツッコミたくなりますが、ちとシェアしたいな、とw
柔らかい葉っぱのふにゃっとした食感と、芯のシャキシャキとした食感が口の中で共存する
この対比がたまらないんですよね
「こんな当たり前のお椀一杯に、こんなに感動できるのか……」って、じわじわっときてしまいましたw
20代の頃の自分に言ったら、絶対笑われますよね
「小松菜の味噌汁でしみじみ?? 正気かいっ!?」って
でも、これがなかなかどうして、人生の深み、滋味というやつでして…
で、今日のテーマはですね——
「老いるとは何か?」
という、ちょっと壮大なテーマについて、じゅごんなりに考えてみたいと思いますw
目次
まずは正直に白状します。生物として劣化しているのは事実ですw
最近、老眼がめっちゃ進んできまして。近くのものがぼやけて見えるんですよ。
しかも左右の目で老眼の進行度も違うため、スマホを見るのに なんか絶妙な距離感を探しながら見るという、謎のスナイパーみたいな状態ですw
しかも、変形性股関節症と変形性膝関節症も出てきまして
歩くのが痛いんですよね
街をふらっと散歩しようとすると、突然「あいたたた…」とくることもあり、全然「ふらっと」じゃないっていうw
さらに、記憶力も落ちてきました
暗算のスピードとか、何かを考えるときの脳の回転速度が、明らかに20代・30代のピーク時に比べて落ちているのを実感するんですよね
「あれ、さっき何しようとしてたっけ?」
ってなること、めっちゃ増えましたぁw
まぁこれは、若年性アルツハイマーを発症しているのかもしれないので、違う意味でドキドキなわけではありますが(滝汗)
・・・何はともあれ、生物として確実に劣化しています
これは事実として認めないといけませんw
「死ぬまでにあと何ができるんやろうか…」
ここ数年、日々そういった焦燥感にかられています
でも——
そんな風にマイナス方面ばかりを見ていたわたしに、最近、ちょっとした気づきが生まれてきたんですよね。
年を取ると「感じられるもの」が増える、という不思議
いや〜、これ、わしだけでしょうかw
年を取るにつれて、若い頃には気づかなかったものが、どんどん「見えてくる」「感じられる」ようになってきたんですよね。
みなさんも、こんな経験ないですか?
「あれ、昔はこれ苦手だったのに、今はなぜかうまく感じるな」って。
例えば——
【体験1】小松菜の味噌汁
冒頭でも書きましたが、小松菜の味噌汁が最高なんですよw
若い頃は「小松菜?別に好きでも嫌いでもないな〜」って感じで、完全にノーマークの食材だったんですよ
味噌汁に入っていても「ああ、入ってるね」くらいの感想しかなかったのにw
でも最近、その味噌汁を一口飲むと——
柔らかい葉っぱのふにゃっとした食感、芯のシャキシャキとした食感が、口の中で同時に存在していることに気づいてしまいまして
ふにゃふにゃ
シャキシャキ
ふにゃシャキ
「これ、めっちゃ面白いやん! 対比の芸術やん!!」ってなったんですよw
しかも、出汁と小松菜の甘みが合わさった、あの滋味のある旨さ……
「あ、わし、こんなにいろんなものを感じられるようになってたんや」
と、ゆうげのお味噌汁でしみじみ悟ってしまいましたw
【体験2】ウィスキー
若い頃のウィスキーの印象、正直に言いますと——
「なんか強くてしんどい酒」
それだけですw
「なんでこんなもん飲んでる大人がいるんやろ? ストレートだとほとんど猛毒だし、水割りだとぬるま湯ではないけど、うにゅ~としたぼやけた味になるし」って本気で思ってたんですよね。
でも今は——
スモーキーな薫り、どっしりとした深み、バニラのような甘み、果実のような余韻……
すっと軽く口に含むだけで、永い歴史をつづった巻物のような独特の薫りが鼻腔に抜け、舌の上では複雑な層がいくつも波のように押し寄せる
あぁ、これが桃源郷かw
のような世界観を感じられるようになってきたんですよね
「1本のウィスキーの中に、こんなにいろんな世界があったのか!?」と
若い頃には全くわからなかったものが、年を重ねることで「受け取れる感性」が育ってきた感じがしますw
【体験3】コーヒー
コーヒーはずっと好きだったんですが、「苦さが好き」という感じでしか飲めてなかったんですよ。
ビール星人なだけにw
ところがある時、スペシャルティコーヒー(ブルーボトルコーヒーなど、いわゆるサードウェーブコーヒーってやつですね)を飲んだら、単に酸っぱいなどではないフルーティな香りがするんですよ!
「え、コーヒーってフルーティになるの?? 確かにこっちは柑橘系な雰囲気だし、昨日のはベリー系というのも納得できる・・・ どういうことやねんっ!!」ってw
それから豆の産地とか焙煎度合いによって、全く違う世界が広がることを知りまして
今ではコーヒーを選ぶ、挽く、淹れる、飲む、の一連の流れが
今朝はどうしようかな♪
という感じで、以前よりずっと深い喜びになってきましたぁ
これって「感性の解像度が上がった」ということかもしれない
で、この3つの体験に共通していることは何かというと——
「受け取れるものの幅が広がった」
ということなんですよね。
苦いもの、酸っぱいもの、複雑なもの、微妙なもの
子供の頃はシンプルに「甘くて美味しい」か「苦くてまずい」の二択だった
生物としては当たり前
苦いものは毒の可能性があり危険
酸っぱいものは腐っている可能性があり危険
しかし年を重ねることでそれらが有害ではないものもあることを知り
「その苦さの中にある旨味」
「その酸っぱさの奥にある甘み」
を楽しめるようになってきた
こんな言葉があります
二人の囚人が、同じ牢屋の格子から外を見た
一人は泥を見た
一人は星を見た
フレデリック・ラングブリッジ
同じ場所に立っていても、見えているものが違う
年を取るというのは、もしかしたら——
「見えるもの、感じられるものが増えていく」ということなのかもしれない
生物としての機能は劣化していても、感じる力、味わう力、受け取る力 は、むしろ豊かになっていく・・・
老いるとはマイナスだけではない
正直、老いることへの恐怖というか、焦燥感みたいなものがずっとありました
「体が衰えていく」
「脳の回転が遅くなっていく」
「できることが減っていく」
——そういうマイナスのイメージしかなかったんですよね
でも最近は、こんな風にも思うようになってきました
年を取るということは、「感性の層が厚くなる」 ということ
若い頃は解像度が荒くて「面白い/つまらない」「好き/嫌い」しか見えなかったものが
年を重ねると解像度が上がって、そのグラデーションの美しさが見えてくる
小松菜の味噌汁の食感の対比
ウィスキーの複雑な層
コーヒーのフルーティな香り
これ全部、「解像度が上がったから気づけるようになった」もの、だと思うんですよね
日々の滋味のようなものを感じることが増え、「年をとることも、悪くないなぁ…」と、今まで生物として劣化するマイナス方面しか見えていなかったものの、年をとることによる喜びもあるのだなぁ…と、しみじみ思えるようになってきましたw
■まとめ
老いるとは——
- 確かに生物として劣化していく(ゆるぎない事実w)
- 感性が成熟することで、日常の小さな喜びが増えていく
- 「受け取れるものの幅」が広がる
老いるとはマイナスだけではない
感性が育つことで、同じ日常がより豊かな色彩を持ちはじめる
みなさんも、日常の中で「なんかちょっといいな」と感じることはないですか?
その「ちょっといいな」を大切に拾い集めながら、一緒に小松菜の味噌汁を堪能しましょう♪
あ、わしは今日はなめこの赤だしにするつもりですがw
じゅごん
