ペナン日本人学校:ペナン島移住どたばたブログ
2018/01/05
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駐在さんではなく、通常の海外移住や最近はやりの母子留学とくれば、インターナショナル校(インター校)に入学する子供が多いと思います。
一生海外で生活するならそのスタンスもありだと思いますが、私は以前の記事で書いたような教育理念を持っており、少なくとも小学生くらいの間は、日本人としてのアイデンティティを育てるために日本人学校が良いと思っています。
世界中に英語がペラペラで月収10万円以下の人は五万といます。
ちなみにペナンのDAISOで求人募集をしていましたが、必須条件は英語、マレー語が堪能なこと、で月収は7万円くらいでした。
日本人のアイデンティティを持って、かつ英語も話せるから価値があるのであって、ただ英語が話せるだけでは優位性は打ち出せません。
最近、知人のFacebookでシェアされていた、子供が3歳の頃にマレーシアに連れてきて、グローバル化、語学の習得、などをさせるつもりが、育ってみると、確かに英語はペラペラになったものの子供は日本人ではなくなってきており、慌てて日本に逆留学させた、という投稿を見てふと思い出した次第です。
そういう経緯もあり、うちはペナンに引っ越してくるにあたり、ペナン日本人学校一択だったのですが、結果的にこれは大当たりでした。
以下、ペナン移住を考えている方向けに良かった点を列挙します。
・ほどよいスケール感
ペナン日本人学校は各学年1クラスのみ。多いクラスでも20数名。小中学校があり、平成26年度は小学部113名、中学部26名、計139名です。先生の目も届きやすく、全校生徒数が少ないため、別の学年でも知り合いができやすい。ちなみに首都のKL(クアラルンプール)日本人学校だと数倍の規模になり、また日本人学校が郊外にあることもあり、スクールバスも渋滞時には通学1時間以上かかるらしく、それも我が家がKLを辞めた理由の一つです。
・熱心な先生方
どの先生も非常に教育熱心で本当に驚きました。色々話を聞いて納得だったのですが、先生方は日本で日本人学校赴任のための試験や面接などを受けており、海外で子供たちに素晴らしい教育をするというモチベーションの強さ、教育に対する考えなどが、日本にいる一般的な先生より強いのです。
ちなみに日本の感覚ではアンビリーバボーですが、パパ会ママ会など、保護者の飲み会やゴルフコンペなどがありますが、先生方も参加されます。先生と普通に飲んだり、ゴルフしたりするわけですw
そういうこともあって、なんとなく日本人学校自体が大きな家族的になり、私が知る限りではいじめなどもない、ハッピーなコミュニティになっている気がします。
・生徒が皆日本人
ほとんどの生徒が日本人のため、日本の風習、ルールなどは肌感覚で身につきます。
補足:私が高校生だった頃、帰国子女受け入れの高校でしたが、海外で生活した帰国子女が5〜6人くらい同学年にいました。彼らはもちろん日本人なので日本語をしゃべれましたが、皆一様に自己顕示欲が強く、空気を読むこともできず、おそらく普通の高校に入学したらいじめられるのではないか?と思ってしまう状況でした…
逆にデメリットをあげると以下のような感じです。
・授業料がやや高い
ペナン日本人学校は、ペナン日本人会が運営する私立の学校です。そのため日本人会に入会する必要があり、かつ学費は日本にある普通の公立小中学校よりは高くなります。また別途スクールバス代もかかります。
為替によっても代わりますが、学費が月2~3万円、スクールバスが3~4000円くらいでしょうか。
・給食がない
基本的に毎日お弁当を作る必要があります。
提携しているお弁当屋さんがあり、たしか週何日かはデリバリーもしてもらえるようです。
・日本人学校だけでは英語を話せるようにはならない
意外に思われるかもしれませんが、ただ海外で暮らしているだけでは英語は話せるようにはなりません。ペナン日本人学校にももちろん英語の授業はあります。ただ回数もそれほど多くないですし、本気で英語を話せるようにするのであれば、別途語学学校や家庭教師をつける必要があります。
いかがでしょうか?
こういう所がもっと知りたい、などありましたらコメント欄から質問いただけたら、随時追加します。
ペナンの幼稚園、保育園について要望が多かったので、こちらにアップしました。
ペナンに興味を持つ方のお役にたてば幸いです。
・・・・・・
【Pick Up】
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