チャイニーズニューイヤーとペナンヒルその1
2017/12/29
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2月19日はチャイニーズニューイヤー(CNY)。
ペナン日本人学校は、2月18日〜22日までお休みです…
そして、2月19日チャイニーズニューイヤーの朝、いつも通りベランダで朝のお仕事をこなすじゅごん。
1時間ほどの仕事を終えて空を見ると、かなり雲がかかっていて涼しい。
(ちなみにペナンでは2月過ぎくらいから乾期になり、非常に暑いです)
今日は旧正月か。
チャイニーズニューイヤー期間は、日本人的にはビックリだが、ほとんどのお店、マーケット、レストランがやっていない。
去年は甘く見ていて何も準備しておらず、外に食事に行ったらほとんどのレストランが閉店していてあやうく餓死するところだった… 数少ない開いているレストランも値段が普段の倍以上…
それ以来、わしの脳内では「旧正月=こわい」と刷り込まれたのであった。
ちなみにこちらでは子供だけではなく、コンドミニアムのガードマンや掃除の人にもお年玉を渡す習慣がある。
そんなことはつゆ知らず去年はお年玉を渡さなかった訳ですが、それ以来ガードマンたちの我が家へのガードが、鍛え上げられたドーベルマンから、つぶらな瞳のチワワ(みてるだけ〜♪)に変わった気がするのは気のせいだろうか…
そんなこともあり、「旧正月=こわい」と刷り込まれていたイメージは、「旧正月=ちょうこわい」に進化し、今年は食材を大量に買い込み、ポチ袋も準備し、万全の体制で旧正月を迎えたのであった。
さて、そんなおり、ベランダで空が雲がかって今日は気温が上がらなそうな気配を感じたじゅごん。
ふとあることを思いつく。
「おい、太郎、次郎、ちょっとこっちに来なさい」
「なに? 今、粘土で忙しいんだけど…」
「ね、ねんどか? またオレカバトルだと思ってたぞ。…粘土はいいな。想像力もかき立てられて、旧正月にもぴったり、…じゃな〜い!」
「なに、もう? 今くちばしの部分作るから集中しないとダメなんだよ!」
「コホン(くちばし、て…)。今日はチャイニーズニューイヤーだな」
「そうだね。ごーんしごーんしごんしにー♪(旧正月に至る所でかかっている歌)」
「新しい年を迎えるに当たって、やはり心を清めねばならん」
「…どういうこと?」
「オレカバトルで、一体今まで何人の妖怪を殺(あや)めたのだ?」
「え〜、覚えてないよ」
「ふっ、今まで倒した妖怪のことなど、いちいち気にしちゃおられません、ってか」
「だって、ゲームだし〜」
「接戦の末、倒したライバル(友)を思い出し、枕を涙で濡らす日はなかったのか!」
「だって倒したらカードゲットできて、次のバトルから召還できるんだよ」
「!? 殺した上に召還し、奴隷のようにこき使うとは… ぬしも相当な悪よのぅ」
「そんなんじゃないよぅ」
「自分の手をよく見てみろ。今まで殺めた妖怪たちの魂がこびりついてドロドロじゃないか」
「これは粘土だよ〜!」
「もういい。おとうさん、今日はペナンヒルに行くことに決定しました。二人の汚れた魂を浄化するには7mほど標高が低い気がするがやむを得んだろう」
「えっ、ペナンヒル? やったー♪ ケーブルカーだぁ♪」
「ばかも〜ん! お前たちの足の指の先についている堅い物体は、何のためのものだ!」
「つめ? …指を保護するため?」
「ぶ〜。正解は、ペナンヒル登山の際にしっかり地面にめり込ませて、滑らないようにするためだぁ〜〜〜!」
そして20分後…
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