タイプーサム2015 inペナン
2015/09/26
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本場インドですら禁止になった奇祭タイプーサム。
しかしマレーシアとシンガポールではいまだ健在。
そのため、本場インドからもマレーシアにタイプーサムのためにインド人が押し寄せているらしい…
ちなみにタイプーサムがどのようなお祭りか気になる方は是非ググって欲しい。
グロい画像満載なので、ググる前にはモンダミンで身も心もリフレッシュすることを強くお勧めする…
2015年2月3日。マレーシアはタイプーサムのため、祝日。
もちろん我がペナンも例外ではない。
ネットで事前調査を済ませ、我が家のちょっと線の細い子供たちを鍛えるために連れて行くことに。
「おい、太郎、次郎、ちょっとこっちに来なさい」
「なに? 今、オレカバトルで忙しいんだけど…」
「外はこんなことになっているぞ。
いいのか?
オレカバトルをして、もやしのように過ごす人生。
タイプーサムに行って、針を刺して、皆に尊敬される人生。
どっちの人生を歩みたいんだ?」
「タイプーサム、絶対やだ~!!!」
「尊敬されたくないのか?」
「こんなに針一杯、めちゃめちゃ痛そうだよぅ~!」
「ふっ、腰抜けが。誰に似たんだか。……わしかw
まあいい。安心しろ。
針を刺してもらえるのは敬虔なヒンドゥー教徒のみだ。
お前たちのような鼻たれ小僧には、釣り針1本刺してはくれんわ」
「い・か・な・い」
「針は刺されないんだから問題ないだろう?」
「見るのも気持ち悪い…」
「妖怪ウォッチにだって気持ち悪い妖怪一杯でてるだろ? 」
「妖怪ウォッチは気持ち悪い妖怪いないも~ん」
「よ~し、分かった。
タイプーサムも変わっているとはいえお祭りだ。
お祭りならおもちゃの屋台も一つや二つはあるだろう。
好きなおもちゃ1つ買ってやるから一緒に来なさい」
ここでびくっと反応する次郎。
それとは対照的に、最初のスプラッターな画像でショックを受けて何を言っても動かない太郎。
「お祭りだしな~。美味しい食べ物とかお菓子の屋台も当然あるだろな~
やばいな~、お父さんお金足りるかな~。ちょっと多めに持っていこうかな~♪」
「ぼく、いく!」
ここで次郎、陥落w
太郎は想像以上に怖がっていたので、やむなく嫁と留守番させ、次郎とわしで行くことに。
祭り会場に向かう道路につくと、そこはすでに屋台の山々♪
よく見ると、想像以上におもちゃの屋台もてんこ盛りw
「みろ、次郎。
宝の山だ。
おまえは今日、恐れずに一歩踏み出した。
踏み出したから、この宝の山にありついた。
このお宝はすべておまえのものだ。
また一歩、大人の男に近づいたな」
「えっ、ぜんぶいいの!?」
「冗談だw」
「でも一つはいいんでしょ!? どれにしようかな…」
「慌てるな。
ここはまだ祭りの始まりに過ぎない。
奥に行けば、もしかしたらさらに凄いお宝があるやもしれんぞ」
「うん、ぼく我慢する!」
けなげな次郎の手を引きつつ道路を散策。
ゆで落花生にひよこ豆。ちょっと気になる。
見た目が黄色で若干怯んだものの、試食を頼むと、スコップ一杯によそって10粒以上手に置いてくれた♪
もうこれ、試食じゃなくて本食いだからw
と思いつつ食べると、見た目とは裏腹に控えめの塩味でめっちゃうまい!
早速、ゆで落花生とひよこ豆を購入し、パクつきながらさらに坂を上っていく。
口の中も乾燥したので、怪しげなジュースもげっと。
灼熱の中、散策しているので、液体であれば何でもうまく感じる♪
そしてひときわ大きなBGM(インドミュージック)が聞こえ始め、パレードが目に入る。
ちなみにノリノリなインドミュージックが気に入り、CDも購入w
ウェブで基本情報は入れていたものの、やはり生は違う。
爆音&独特の雰囲気に圧倒されつつ、一緒に歩いてみる。
インテル入ってるw
やはりインド人比率、半端ない。
人が集まるところはカオスになりつつある。
何かあっても良いように警察&救急車も待機w
そしてパレードを堪能し、足も疲れ、小腹も空いてきたので、チキンチーズバーガーを買って帰宅。
「楽しかったな〜、次郎よ!」
「ねぇねぇ、おもちゃは…?」
「をぉ、このハンバーガーもうまいな〜♪」
世はすべて事もなし♪
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