マレーシア・ペナン島移住どたばたブログ

2013年から2019年までマレーシア ペナン移住し、湘南に帰国したものの、今度は単身赴任でペナン移住アゲイン♪ IT系スローライフを満喫ちう♪

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チャイニーズニューイヤーとペナンヒルその3

      2017/12/29

じゅごん出版書籍 一覧

じゅごん一家のドバイ旅行記

その1その2の続編です。
まだ読まれていない方はその1からどうぞ♪

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横道をてくてく歩き始める太郎。
立て看板を見ると、最初期に作られた山道らしい。
一抹の不安を抱えつつも、ようやく土を踏みしめる喜びを得た、じゅごん一家♪

 

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先ほどまでとは異なり、登山ムード満点♪

「やっぱり登山はこうでなければな。太郎、次郎、気持ちいいだろう?」
「うん、空気も綺麗で最高だね♪」

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「をぉ、竹も生えているのか。ほんに凄いなぁ♪」

 

そしてしばし歩くと…

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「…ん? 舗装路!?」
「お父さん、こっちも舗装路になるんだね…」
若干残念そうな太郎。

「安心しろ。こっちは舗装路も狭い。土の方を歩けば登山気分はそのままだ♪」
「うん、そうだね。登山楽しいな~」

 

そして舗装路だとはいえ、結構な上り下り、また岩肌をくぐり抜ける。
思っていたより本格的な登山になってきた。
しかしよくこんな所に舗装路を作ったもんだw

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そんな折、最初の関門が現れたのだ…

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分かれ道。
見た感じ左の方が緩やかだ。

「お父さん、右の急坂から行こうよ! 何事も挑戦だよね!!」

子供たちはこの登山を通してドンドン逞しくなっている。
お父さん、感激…

ただ左側に立て看板があるようなので近づいて情報収集してみることに。

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なんとなく、入っちゃダメ~、的なオーラを感じる…

右側の木を見ると、なにやら赤いスプレーで文字が!

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↑PGHILL(ペナンヒルか?)

かな~り怪しい。
落書きにしか見えないが、子供たちもこっちのルートを希望しているのでこっちから上がることに。

すると…

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段々険しくなる登山道。
そして…
をぃをぃ、まじか!?
山道というより、ほとんどよじ登るような崖に遭遇。

これはちょっと子供には無理かな、と思うわしをよそに器用に上る子供たち。
足場の小ささと体重の違いで、むしろこれは…、わしの方がきつくなってきた…

「お父さん、大丈夫? そっちの方から上ると平気だよ」
「おっ、お父さんが登れないわけないだろ。ウクレレ用に伸ばしている爪に土が入って、ちょっといやんな感じになっただけだ! お父さんの心配より、家で昼寝してるお母さんの心配でもしてあげなさい」

「お父さん、この枝につかまって!」
「大丈夫だ、お父さんが本気出したらこんな崖、2秒で登れる!…今は、まだその時じゃないがな、フフっ」

「もぅ、どうでもいいから早く登ってよ。ぼくお腹空いてきたよぅ」
「ちょっと待ってなさい。…うむ、をぉ、そうくるか、ぐぉ。…なかなかこの崖やるな」

たまに滑り台のようにズルズル滑りつつ、なんとか子供たちのいる場所まで登り切ったじゅごん。

「どうだ、この達成感! やっぱり登山はいいなぁ♪」
「お父さん、遅いよぅ! しかもズボンドロドロになっちゃったけど大丈夫? お母さんに怒られるんじゃない?」

「大丈夫、これは男の勲章だ。むしろ額に入れてリビングに飾りたいくらいだ♪ なんだお前たち、全然ズボンが汚れていないじゃないか。そんなんじゃ話にならんぞ!」
お父さんの登り方が下手すぎるだけだよ…」

 

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さすが山道。
どんどんワイルドになっていく。
まさに米国ドラマLostの世界やw

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折れそうな鉄橋などw

数度の崖登りを経て(子供たちのお尻を押して上るようなとてつもない崖もあったw)、だいぶ色々な意味で鍛えられたじゅごん一家。

しかし、その先にあったのは…

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「えっ!?」

我が目を疑う光景。
道が途中で消えている…

近づいて状況を確認すると…

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土砂崩れで完全に道が塞がれている…
倒木が流されてきており、元の道は消失。右側の写真で分かるように、だいぶ先にかすかに道の続きが見える。
崖側に木々がせり出しているけど、そこを渡るとなると細木ばかり。もし折れたら崖下に真っ逆さま…

こっ、これはさすがに無理かな…
とはいえさっき来た道を戻るのも相当厳しい。あの崖は上からではたぶん降りれない…

 

「お父さん、行こうよ!」

わしが若干躊躇しているのを察してか、次郎からまさかの一言。

「ノーアタック、ノーチャンス。一歩踏み出せば次の現実。お父さん、いつも挑戦しろ!って言っているじゃん」

太郎もその気だ!

「当たり前だ! 行くに決まっている。嫌がるお前たちをどう説得するか考えていただけだw」

 

四つん這いになり、木々の堅さを確かめつつ進むじゅごん。

「お父さんが乗れる木はお前たちが乗っても大丈夫だ。ちゃんとお父さんがどの木に足を置いたか確認してくるんだぞ」

一歩一歩慎重に進む。
パキ。パキ。たまに折れる木…
一抹の不安が頭をよぎる。

「太郎、次郎。お父さんに万が一のことがあったときは、お母さんを頼むぞ。…あと、この前お母さんが怒ってたチョコレートケーキなくなった件、食べたのお父さんだ。謝っておいてくれ」
「え~、あれやっぱりお父さんだったの~! お母さんめっちゃおこってたじゃん!! ずるいよ~! 自分で謝ってよ~! 」

「ふっ、辛党のお父さんが疑われる心配はないと思って ついつい魔が差したw お父さんだって、たまには甘いもの食べたいじゃない♪
「ちょっと~、戻ってきてよ~! ずるいよ~!!!」

 

たわいもない会話で気持ちを和らげつつ、スパイダーマンのような姿勢で慎重に歩を進める…

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そして、ついに元の登山道がある所まで到達!!

「太郎、次郎、やったな!! まさか一人の犠牲者もなく渡れるとは、お父さん思ってなかったぞ!」
「毎日ナルト見て修行してるから、こんなの楽勝だよ♪」

アニメの忍者ナルト、恐るべしw
まぁでも、次回はこのルートはやめよう…
…ほんとに死にかねない^_^;

 

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そしてまた分かれ道。
今回は標識のたぐいもない。
明らかに道は、右側が急勾配だ。

「お父さん、もちろん右側だよね」
「あぁ。さっきの土砂崩れをクリアした時点で我が家に敵はない!」

 

意気揚々と、かなりきつい道を登る。

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いや、これも、また、結構厳しい道だw
子供たちが転がり落ちてきてもいいように、じゅごんは下からサポート。

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また現れた、崖レベルの急坂…

 

そして難所をいくつかクリアして、ようやく道が開けてきた!

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「あ~、ケーブルカーだ~!」

興奮する長男。
ここから乗っていきたい所だけど、このケーブルカーは途中乗車はできないw

「近道を登りまくったから、もうだいぶ頂上に近いよね?」

ようやく普通の場所に出て、お腹が空いてきたのか、次男も頂上を気にし始めたようだ。

「もう、すぐそこだ。二人ともよく頑張った!」

現在時刻13時。ほんとはあと30分はゆうにありそうだけど、まぁいいかw

 

そして、ここからも実はルートを間違えてしまい、高級住宅地がある隣のタイガーヒルに到着w

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この頃、14:30。ルートを間違えたせいで3時間半経ってもペナンヒル頂上につけず…

「頂上まだなの~? もうここら辺で食べようよぅ。ここも景色いいじゃん〜〜〜!」

息も絶え絶えの次郎。

「次郎よ。ここまで来て頂上拝まずにご飯食べる気か? それって妖怪ウォッチに例えたら、ブシニャン召還したのにジバニャンが来たようなもんだろ」
「…よく分からないよぅ」

「大丈夫、もう、すぐそこだ」

本日14回目の「すぐそこ」を聞き、顔から生気が失せていく次郎…

「じゃぁ、あと何分?」
「そうだな、5分くらいか?」

「い~ち、に~い、さ~ん…」

時間を数え始める次郎。

「お父さん、そういうの嫌いだな。まるでお父さんの言うこと信じてないやん」
「じゅういち、じゅうに…」

「ふっ、人を信じられないってのは悲しいよね。…特に家族の言葉を信じられなくなっちゃ…」
「さんじゅうに、さんじゅうさん…」

「ちょっと今の『さんじゅうに』早かったろ? もう一度さんじゅうから!」
「さんじゅうなな、さんじゅうはち…」

ふっ、次郎の飯への執着心も困ったものだw

 

「せっかくここまで来たから、ぼくは頂上までご飯 我慢する!」

いつもは頼りない太郎が、明らかにこの登山で一皮むけた!

「お〜、太郎えらいぞ!! よし、今日は帰ったらオレカバトル2回していいからな♪」
「…なんかオレカとかどうでも良くなってきたよ」

もはや悟りの境地に達したかのような一言w

 

そして30分後。

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待望のペナンヒル頂上。

見慣れた、蛇やオウムと記念撮影ができるスポットが見えてホッとするじゅごん一家。

「…お父さん?」
「ん、なんだ?」

「さっきの高級住宅地から下りばっかりだった気がするんだけど…」
「…あぁ、目の錯覚だ」

(どうやらタイガーヒルの方が標高が高かったようで、ずっとペナンヒル頂上まで下り続きだったのだw)

あっちで食べた方が見晴らしが良かったんじゃない?
「…こっ、こっちは蛇とかオウムとか、…こんなんとか色々見れるからこっちの方が楽しいに決まっているだろ!」

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「・・・」

「じゅ、ジュースだってあるんだぞ!」

やむを得ず、ジュースを買うことに…
手持ちのお水をほとんど飲みきってしまい、フレッシュジュースにがっつく子供たち。

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そして待望のお昼ご飯♪
嫁ちゃんお手製のおにぎり。

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やはり登山の後のおにぎりはさいこぅやぁ♪
もちろん自分へのご褒美にタイガービアも購入♪ タイガーヒル経由だっただけに〜w

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そして5分後…

「お父さん、お腹空いた〜〜〜!」

なんと嫁ちゃん、痛恨のミス!
小さめおにぎり一人4つずつ、と言っていたのに、8個しかない!!
太郎3個、次郎3個、お父さん2個…orz
わしも全然足りない…

「カカシ隊長、兵糧丸3粒じゃ下山のエネルギーが足りないってばよ!」
次郎がナルトの物マネでご飯をせがむ。

「やむを得ん。お父さんも全然足りないからそこの茶屋にでも入るか」

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子供たちは、フライドチキンセット、わしは大好物チャークイティオ♪
これでエネルギーは充填完了。
しばし山頂のお散歩。

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見本と全然違う似顔絵w
未練たらたらにケーブルカー乗り場を見に行ったら犬が通せんぼをしているなどw

 

「さぁ、元気も出たし、そろそろ下山するか」
「うん、色々冒険できて楽しかった!」

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そして帰りは舗装路から。
駆け出し始めて止まらなくなる子供たちw

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この後、一週間ほど筋肉痛が治らなかったじゅごんであったw

世はすべて事もなし♪

 

最後に、これからペナンヒル登山をされる方々に一言。
横道(MONIOT ROAD)には、気をつけろ!
以上♪

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